top of page

プレゼンしました!

 SCORE (Shiley Center for Orthopaedic Research and Education at Scripps Clinic)に本格的に参戦(別に戦っていませんが)したのが先週で、ホストのD’Lima先生から次の日には、トークをしてもらえませんか?と言われました。いわゆるプレゼンテーションです。もちろん英語です(当たり前か)。

今までも自分枠のみの講演、公開講座、セミナーなどしてきましたが、それは日本語です。 英語では、長くても15分-20分くらいです。それを30分以上しないといけないのです。

 もちろんショックでしたが、こういった出来事は経験が増えれば増えるほど、気にならなくなってきました。しかも、質が保証できない状態で、まぁいいかなんとかなるだろう、とか思えてきていて相当たちが悪いです。昔は、緊張のあまり頻繁にトイレに行くなどもありました。が、今では全く。そうなってもいつものあれか、とか思うようになってきました。

 割と長めの英語プレゼンは、結局、学会で行うボリュームの(5-10分)を3,4つ作成すればいいかなという感じで落ち着いています。 しかも分けてせいぜい3つが妥当だと思います。以前ある学会でオリンピック的に超注目されつつある大学の教授でもある先生の特別講演を聴きましたが、最初のあたりから、今日お話しするのは、ここにあるものですと、7-8個くらい表示されたときには、んー長期戦だなと思ったものです。

結局のところ、

  1. 自分はだれか?どんなことをしてきたか(目立つ研究の紹介)

  2. 関連のありそうな旬な自前研究の結果

  3. その研究と関連しそうなここでやってみたいこと

の3つとしました。

 本来は、プレゼンは自分が一番得意とする分野の最新の情報を伝える(上の①)。とかが目的であるべきなのでしょうが、今回のようなシチュエーションでは、ここでなにをやりたいか、今いるスタッフにわかってもらってなにかしらアクションをしてもらわねばなりません。

ですので、最近行った研究の結果(関節鏡のプロービング機器を開発して、それをアメリカに持参して研究をしました)などを伝えればいいでしょうか?とトークするように言われたときに答えておきながら、無理やりでもそのことと、ここでやりたいことを関連できるような内容を3つめに持ってきました。

そんなこんなでなんとかプレゼンをし終えたときの最後に使用したのが次の図です。ここスクリプスの滞在は3ヶ月と短いので、この期間で完結できる話のみを目指すのでなく、たった12時間でいつでもここに来られるというスタンスを伝え、コラボレーションの継続ができることが大事であるということで話を終えました。

ナイスプレゼンテーションとか言われましたが、果たしてどうだったか。とりあえず第一関門突破ということにします。

*プレゼンを終えて

今回以下の本を非常に参考にしました。プレゼンは結局目線誘導がとても大事で、どんだけうまく話そうが(できていませんが)、いいたいことを補強するように文章をスライドにのっけようが、印象に残るのは、スライドの図である、といことには大きく賛同しました。スライドの図をいかに印象づけるかがポイントと思います。プレゼンを終えた後の質疑でも、さっきのスライドの戻ってみてとか、スライドの図をみんなで再度供覧しながら進んでいくことを考えても、スライドの図選択は大事です。

お知らせ
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
bottom of page