3D bio-printer (3D バイオプリンタ) 見学しました!
はっきりいっておのぼりさん、といいますか、単なる観光客のような気分のタイトルです。 整形外科関連の医工学研究に貢献するという自分の立ち位置としては、 この“3Dバイオプリンタ”に関しては、ぜひともマスターしたい分野です。もう次の産業革命として浸透してきている3Dプリンタの次のステージの技術である事には間違いないからです。しかもその進む方向が医療にとって役にたつ方向であり、医療機器として注目されていくという観点から非常に興味を持っています。 3Dバイオプリンタは、一般的な3Dプリンタがプラスチックで3次元物を製造するのに対して、生体が関与しても問題のない素材であるということです。つまりゆくゆくは、そのまま人間の体内に移植することを想定できる材料であるということなのです。 上の図が簡単な3Dプリンタの原理ですが、3次元を、たくさんの枚数の平面に置き換えて、それを1枚1枚積み上げていくということをしていきます。平面作成がプラスチックだったのが、生体内でも問題ない材料になったということになるのです。実は調べていくと 3Dバイオプリンタにももう幾つか種類が


ヤマトホールディングスが、物流拠点に3Dプリンターを導入し、医療製品の受注生産をするそうです!
たまたま日経新聞のオンラインで見つけました。
(リンク)
「大型物流拠点「羽田クロノゲート」に来月から、まず一人ひとりの患者に
あわせた形状が求められる医療関連の製品の受注生産サービスを始める」
とのことです。 きちんと医療分野の患者個別に対応する製品を扱うと書いてあり、斬新だと
思いました。 昨年からの米国留学でも、研究施設に3Dプリンタを置き、いろんな試みを
しているのを見てきました。研究そのものでなくても、実験器具を作成する
ため、一部を3Dプリンタで作成する、ということも普通になってきている
のを感じます(とかいう私も積極的に導入)。 やっぱり次の産業革命にもう、なっているのを肌で感じます。
サイト記事の追加しました(20170120)
参考書籍に”バイオデザイン”を追加しました。 研究内容 ”3Dスキャナを用いた...”の現状を追加しました。
プレゼンしました!
SCORE (Shiley Center for Orthopaedic Research and Education at Scripps Clinic)に本格的に参戦(別に戦っていませんが)したのが先週で、ホストのD’Lima先生から次の日には、トークをしてもらえませんか?と言われました。いわゆるプレゼンテーションです。もちろん英語です(当たり前か)。 今までも自分枠のみの講演、公開講座、セミナーなどしてきましたが、それは日本語です。 英語では、長くても15分-20分くらいです。それを30分以上しないといけないのです。 もちろんショックでしたが、こういった出来事は経験が増えれば増えるほど、気にならなくなってきました。しかも、質が保証できない状態で、まぁいいかなんとかなるだろう、とか思えてきていて相当たちが悪いです。昔は、緊張のあまり頻繁にトイレに行くなどもありました。が、今では全く。そうなってもいつものあれか、とか思うようになってきました。 割と長めの英語プレゼンは、結局、学会で行うボリュームの(5-10分)を3,4つ作成すればいいかなという


整形外科医の医工学留学 終盤戦
大学の海外留学制度を利用したアメリカ留学の続きです。(長文駄文お許しください) 昨年までのユタ大学を離れ、現在はサンディエゴにあります、スクリプス研究所に来ています。正確には、スクリプスクリニックの関連施設で、”Shiley Center for Orthopaedic Research and Education”というところにいます。 ホストはDr. Darryl D D'Lima先生で、自分が研究を始めた時から名前だけは知っていていつも注目していた整形外科のスペシャリストです。バイオメカニクス関連でたくさんの受賞歴があるのに、さらにティッシュ-エンジニアリングの領域にも活動の幅を広げられ、最近では軟骨組織を再生しうる、バイオプリンタの開発までしています。 このダリル先生にはもうかれこれ3年半も前からコンタクトを取っておりましたが、この度、ようやくその機会が来たという感慨深いものとなっています。 3年半前に日本整形外科学会とアメリカ整形外科学会が主催する,トラベルフェローに最少学年で選出され、希望見学施設として提出したのですが、残念ながら通り

