ユタ大学へ国際交流に行ってきました。
まだ帰国していないのですが、9月10日に日本を出発して、21日に帰国するという10日間の国際交流を無事終えることができました。 今回のホストは、工学部機械工学科のJiyoung Chang先生で、専門はナノテクノロジーです。昨年度大学の海外留学制度を利用してユタ大学に訪問しましたが、たまたまお知り合いになれたとても優秀かつ親切な先生です。 まだ具体的な共同研究というところまでは行っておりませんが、今回は研究室を訪問したり、先生の授業に参加する、研究室配属のPhDstuentと交流をするなどを行いました。 先日の回想録8月編で説明しました、SCORE(Shiley Center for Orthopaedic Research & Education at Scripps Clinic)で計測制御に用いているソフトウエアが同じであったこともあり、少し理解が深まりました。国際交流とはこうあるべきというものはありませんので、とにかく学生が外国語圏に放り込まれて(乱暴な意味はありません)、もがいて何かを感じ取るということができればいいのかと思います。 機


回想録 (2017年8月 ②)
昨年度海外留学制度を利用して、最後の三ヶ月、サンディエゴにあります、Shiley Center for Orthopaedic Research & Education at Scripps Clinicを訪問しました(Darryl D’Lima氏に師事)。ここに8月も短期間ですが、行ってきました。 軟骨、半月板など軟部組織の際清涼に関わるトランスレーショナル研究をしているところです。自分の研究室の再生医工学研究の基盤固めにCellink社の3Dバイオプリンタ(Inkredible)を購入したところではありますが、今後はそういった組織の評価をしたい目的もあって、Microindentation機器を導入したいと思っていましたので、その器械の勉強が目的です。市販品を購入するのでなく、パーツを組み立て作成されている、Labviewという計測制御のソフトウエアを用いているという点が非常に勉強になりそうであると思っています。 (以下写真は、研究室に先月8月に導入されたばかりのInkredibleと、上記研究室でしようされているmicroindentati


回想録 (2017年8月 ①)
今年もオープンキャンパスに参加させていただきました(当たり前ですが)。 今年は、研究室開放ということで、研究室を開放して研究の内容を説明するというイベントを機械工学科で行うことになりました。 7月と8月のテーマはヘルスケアエンジニアの話としまして、身近にある工学技術の1つである3Dスキャナの、医療ないしヘルスケアへの応用の話をしました。もう一つは2,3年前から導入されている、ミニセグウエイの動作解析についての説明をしました。 ロビー写真と客寄せ(?)に使用した、ロボット代表レゴ氷モデル


回想録 (2017年7月)
今年は入試委員という仕事を担当しており、その関連で高校生対象の出張講義も多く担当させてもらい、京都から奈良までいろんなところに参加させてもらっています。 一応模擬講義では、医工学研究室の紹介といいますか、医工学という分野があるのだということで、人工関節の話であったり、バイオメカニクスの話をするのですが、7-8割の学生さんに“理解できた“といってもらえております。


回想録 (2017年6月)
コンピュータ技術で整形外科手術を支援するという目的の学会、CAOS international 2017 (17 th Annual Meeting of the International Society for Computer Assisted Orthopaedic Surgery June 14–17) が6月に、ドイツのアーヘンで開催されました。 アーヘンは、ドイツの最西に位置する人口20万に程度の街ですが、2008年10月から1年、独立行政法人日本学術振興会の特別研究員として採用されている機会を利用して留学したことがある思い出の街です。 ポスターでの採用だったのですが、スペシャルポスターとして採用されましたので、口演の方と同じような状況の壇上でプレゼンをしました。内容は、昨年度大学の海外留学制度を利用してユタ大学整形外科センターに留学したときの研究の1つで、3次元モデルの可動域シミュレーションにおける関節唇の効果というものです。一般的には、3次元モデルを用いた股関節の可動域シミュレーションというのは、FAI(Femoroacetab


回想録 (2017年5月)
今年の医工学研究室は、大学学部生が6名、大学院生が2名という体制です。(以下の写真は学部生の集合写真です。1名足りませんが..。)


回想録 (2017年4月)
今年の4月、昨年度のアメリカ海外留学から帰国して郵便物を1年分整理するはめになりましたが、 一番うれしかったのは、“家康くん”からお手紙、巻物がとどいていた事! 出発ぎりぎりにアメリカ留学のホストの一人である、Stephen Kenji Aoki 先生が、静岡県浜松市で浜松医大の星野裕信先生が主催されました、第126回中部日本整形外科災害外科学会・学術集会の講演に招待されていましたので、行ってきたときの事です。 浜松駅に大きな家康くん像があり、名刺を差し上げるように書かれていましたので、何気なくそのポストにいれてもうそのことすら忘れておりました。 帰国後までの1年間、私の帰りを待っていただいておりました。 今年度のいろんないいことは、ここから始まったのではないかと思います。みなさんも浜松駅に行った際にはチャレンジしてはどうでしょう?

