医工学とは何なのさ?

先日、”医工学”ってウィキペディアにあるのかなぁ?と思って調べると....、ありませんでした。きっとそういうところから説明する必要がある気がしてきたので、留学話を書く前にその辺について

説明しました。

医工学とは?

 医工学研究室を担当するものとして、”医工学”というのは、”医学と工学の 接点となる領域”と簡単には言えますが、実はWikipedia(ウィキメディア財団 が運営しているインターネット百科事典)載っていないのです!それを知ったのも最近なのですが、結構ショックでした。ただ、これは日本語での言葉じりの問題と、ここまで医工学が成り立って来なかった歴史的問題の両方があると感じます。

1つめ:定義・言葉の問題 wikipediaに”医工学”というのはないのですが、”医用生体工学”というのは あります。 「医学と工学の領域を融合した学問分野である。」と書かれているので、この 言葉が、”医工学”の代替のようです。でも文頭だけでも、生体医工学、 医用工学、生体工学と似たような言葉が乱立しています。

英語で言えば、Bio-Medical Engineeringが主体です。これをうまいこと日本語に 出来なかった、または、統一させる機関がなかったのかもしれませんし、合っても それに沿いたくなかったとかがあるのかもしれません。

日本で一番大きな学会は、自分の渉猟しえた知識では、きっと 「日本生体医工学学会」であると思います。しかし、この”生体医工学”もwikiにありません。

 ただ私のサイトでは、自分の研究室の名前にもあること、また面倒なので極力簡単に!、のコンセプトからすれば”医工学”でいいじゃないかと思います。医学が関与しない他の生物のものを含めると生体とつけたいのでしょうが、ここでは扱いませんので”医工学”で統一したいと思います。

2つめ:歴史的問題  内容についてはまた後に譲るとして、歴史的問題というのも大きく関わってきていると思います。というのは、この医学と工学の接点を考えることを、研究として行うか、職業として行うか、または両方かというのが前提にあります。職業でいえば、「臨床工学技士」しか、今のところはありません。これとそれ以外で大きく分かれている、これがまず押さえたいことだと思います。職業である以上、必要な勉強の範疇は決まっています。しかし、ここには整形外科領域の話しはあまり含まれていません。  それは、当然のことで、定義としては、「臨床工学技士は、医師の具体的な指示を受け、診療の補助として、厚生労働省令で定める生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う。」とあり、これからは業務拡大の可能性もあるのでわかりませんが、生命維持に関わる管理ということでは、心臓・循環器系の補助心臓の管理とか、腎臓系の透析の管理とかが主体だったのです。 整形外科が関与しにくいというのも無理はありません。また、上記の循環器・腎臓系の場合、それを支える工学技術としたら、電子工学などが主体であり、一方、整形外科領域として、必要な工学知識は機械工学が主体だったり しますので、体系だった勉強ができないという問題を抱えています。

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